インフルエンザA型の特徴と症状・治し方

インフルエンザA型とは、季節型とも呼ばれていて、毎年主に冬場に流行するインフルエンザの一種です。

A型は感染力が強く、咳やくしゃみなどの飛沫感染や、ウイルスが付着した手や衣類などからの接触感染によって、人から人へと感染していきます。

感染しないように予防する方法としては、ワクチンの予防接種を受けたり、ニュースなどでインフルエンザ流行の兆しが発表された際に、前もって予防薬を服用しておくのが一般的です。

A型に感染すると1~3日の潜伏期間の後、38度以上の高熱が出ることが多く、悪寒や全身倦怠感、関節痛などが症状として表れます。

もしかかってしまった場合、治療方法としては、A型に効果のある吸引薬である「リレンザ」や飲み薬である「タミフル」を服用し、暖かくして安静にすることが一番です。

治療の期間としては個人差やその年の流行しているウイルスによりますが、通常は約7~10日ほどで完治します。ただし、治ったと思ってもまだ体内にウイルスが残存している場合がありますので、周囲に感染を広げないために、体調が良くなっても2~3日ほどは様子を見ることが大事です。

2016年1月~3月にもA型が流行し、去年(2014~2015年)と同じ「A-H1N1-2009型」と「A香港型」と呼ばれる2つのタイプが大流行しました。

2016年9月~2017年の冬にかけてもA型が流行すると見られています。

流行しやすい特徴

インフルエンザA型は、インフルエンザの中で最も一般的なものであり、感染力が強く世界的に流行しやすいのが特徴です。

その理由として、A型はウイルスが変異する性質をもっているため、新型のA型ウイルスが生まれるとワクチンが存在しないため、治るまでに時間を要します。その結果、歯止めがきかずに大流行してしまうのです。

このA型は、ヒトだけではなく、鳥や豚・馬などの動物にも感染するという点も特徴であり、ニュースなどでよく耳にする「鳥インフルエンザ」は、実はこのインフルエンザA型に分類されます。

症状の特徴としては38~40度近い高熱が出やすいことが、B型やC型とは異なっています。

A型に効く薬について

インフルエンザA型に効果のある薬として有名なのが「リレンザ」と「タミフル」です。

リレンザは口から吸引するタイプの医薬品であり、タミフルは口から服用する錠剤タイプになります。

いづれもA型に対して効果が高く、病院で処方されていることから実績もあります。

発症してから48時間以内に服用することで、症状の悪化を防いでくれます。

また、治療用として使用するだけでなく、感染しないように予防するためのお薬として利用することもできます

A型に効く薬について詳しく

症状や、その特徴は?

A型の初期症状として、はじめに悪寒や頭痛等の症状があらわれてから、急激に38度以上の高熱が出る場合が多いです。

高熱のため頭は熱く感じますが、体は逆に寒気を感じてしまいます。

また、他にも、関節の痛み・筋肉痛・頭痛などの症状が、風邪よりも強くあらわれます。

症状について詳しく

寒くて乾燥する季節に流行します

インフルエンザA型が流行するのは、11~2月にかけてになります。

理由として、この時期は気温が低く空気が乾燥しているため、ウイルスが空気中を浮遊しやすくなり感染力が高まるためです。

逆に、夏場は気温が高く湿度も高いため、ウイルスが生存しにくい環境であることから、インフルエンザは流行りにくい季節と言えます。

今年の流行状況はこちらから

予防するには?その方法

インフルエンザはかからないようにする予防が一番大事です。特にA型は感染力が高いため、予防方法を学び、実践することが大切です。

手洗いをすることで直接感染を防ぎ、マスクを着用することで飛沫感染を防止します。

また、A型ウイルスの浮遊を抑えるために、湿度を保つことが有効的です。

予防方法について詳しく

A型ウイルスの感染力について

A型は、非常に感染力が強いのが特徴です。

主な感染経路は、くしゃみや咳・鼻水などで拡散したウイルスを体内に吸い込む飛沫感染です。

A型は、ヒトからヒトへの感染だけでなく、鳥や豚などの動物にも感染します。

また、ウイルスが変異して新種のA型ウイルスが発生すると、まだ体内に免疫がないためにどうしても多くの人が感染して大流行してしまうのです。

感染経路やうつる期間について詳しく

治し方・治療方法について

高熱になりやすいA型を治すには、薬を服用して安静にすることが一番です。

抗インフルエンザ薬は病院で処方してもらうか、通販・個人輸入で前もって購入しておくと良いでしょう。

インフルエンザでは解熱剤は極力使用しないほうが良かったり、なるべく水分を摂って汗をかくことが大切になります。

もし、発症してしまったら、無理をせずにしっかりと治療に専念することが大事です。

治し方について詳しく

A型には144種類ものウイルスパターンが存在している

A型は別名で「HN型」とも呼ばれます。

生き物の細胞はDNAによって決まりますが、そのDNAを複製してRNAという物質が作られ、生命体の維持に必要なタンパク質を生成します。

インフルエンザウイルスは、このRNAに2つの特殊なタンパク質成分が膜を覆った形状をしています。

ひとつが「HA:赤血球凝集素」、もうひとつが「NA:ノイラミニダーゼ」という成分です。図表などでトゲトゲしたウイルスの絵をよく見かけますが、あの外部の形状の部分です。

A型ウイルスは変異しやすく、2016年現在でHAパターンが16種、NAパターンが9種も存在しており、組み合わせとして16x9=144種類のウイルスパターンが発見されています。

1957年に猛威を振るったアジア型はH2N2型、2014~2015年に日本で流行した香港型はH3N2型になります。

今年はどのタイプが流行するかを予測し、その状況によって適したワクチンが製造されて予防接種がおこなわれているのです。

パンデミックを引き起こした種類

1968年に香港かぜとしてパンデミック(世界的大流行)を起こしたH3N2の「A香港型」や、ソ連で猛威を振るったエピデミック(局地的大流行)のH1N1「Aソ連型」が有名です。

特に、A香港型(H3N2の亜型)は毎年日本で流行しており、今年(2015~2016年)すでに多くの感染者が出ています

また、2009年にパンデミックを起こした「H1N1-2009型」も同様に、2016年大流行している状態です。

A型にかかった方の体験談集

38.4度の熱が出てツラかったです

美佳 27歳 東京都

治療方法:リレンザ

治療期間:9日

会社で仕事をしていたら、午後になってから急にブルブル震えるような寒気がしました。なんだろうって思いつつそのまま我慢して仕事を続けていたら、頭が熱くなって痛くなってきたので熱を計ったら37.7度でした。風邪かなって思って体調も悪くなったから、早退して家で休んでいたら寒気がさらに酷くなって夜には38.4度になってて(泣)動くのもしんどくなってたけど、翌日がんばって病院に行ったらインフルエンザにかかっていると言われてビックリでした。流行していたA型とのことです。それでお薬をもらってベッドに入ってゆっくり寝ました。すごく汗をかいてそれで目が覚めて着替えてを3日ほど繰り返していたら熱はさがってきてホッとしました。インフルエンザってこんなにツライんだなって初めて実感。仕事も1週間休んじゃったけど治って良かったです。

水分補給と発汗が大事です

Kanae 38歳 広島県

治療方法:リレンザ

治療期間:6日

インフルエンザにかかったのは2回目です。前回とは違うA型でした。過去に経験があったから、今回も暖房で部屋を暑いくらいにして、薬を飲んで、厚着をして毛布にくるまって、とにかく汗をかくようにしました。水分補給をこまめにして、汗をかいたらすぐに下着を取り替え。どうしても食欲が落ちて食べたくなくなるから、野菜ジュースとか果物ジュースをとにかく飲んでビタミン補給。これですぐに熱がさがっていき6日ほどで治しました。

予防接種を受けていたけど感染した

祐二 41歳 長崎県

治療方法:タミフル

治療期間:11日

A型が流行するっていう話を聞いて予防接種に行った。それなのに2月にインフルエンザに感染。病院に行ったら違う種類にかかってしまっているとのこと。熱は37度後半でそこまで酷くならなかったけど、鼻水と吐き気と下痢があった。動けるようになるまで8日くらいかかったけど、念のためその後さらに3日は安静にしていた。あとで先生に聞いたら予防接種で免疫が上がるから、そこまで酷くはならなかったのだろう、と言ってた。今はいつもどおり元気になって仕事も復帰してるよ。

家族で感染

弥生 33歳 神奈川県

治療方法:子供はタミフル、私はリレンザ

治療期間:14日

子供が学校でインフルエンザをもらってきちゃって、高熱が出たからずっと看病していました。夜に寝ていても、うなされていたりとても心配でした。病院でお薬をもらってきて、すぐに飲ませてずっと布団に横にさせていました。5日ほどでだいぶ落ち着いてきてホッとしたところ、今度は自分が悪寒がして体調が悪くなってきて、39度の高熱が出ました。息子からうつってしまったらしく私も病院に行く羽目になり、熱があるのでフラフラしてさすがにきつかったです。吸引するお薬を出してくれて初めてだったから効くのかなって不思議だったけど、使ってから2日くらいで熱がちゃんと下がりはじめました。夫が息子とわたしの面倒を見てくれてたのですが、免疫があるのか夫だけ何故か感染しなかったです。治るまで結局2週間くらいかかったけど、息子が無事に治って本当に良かったです。

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