インフルエンザB型の特徴と症状、予防と治し方

インフルエンザB型とは、A型に並んで冬時期に流行するインフルエンザの一種です。

これまでは隔年ごとに流行していましたが、2013年以降は毎年流行するようになってきているため注意が必要です。

A型と違って37~38度の微熱程度でおさまることが多く、風邪の症状と似ているために「インフルエンザに感染した」と気づきにくく、知らずに周りにうつしてしまっていることがあります。

風邪と似ていると言っても、B型は危険な病気です。長引くことで合併症や脳症を引き起こしたり、最悪死に至るケースもあります。

2016年もB型は流行しています。しかし、B型もA型同様に感染しないよう予防することができます。主な方法としては、予防接種を受けるか、予防のための薬を服用しておくことで感染しにくくなり、発症しても軽度な症状に抑えることが可能です。

B型の主な特徴

インフルエンザB型は、A型のように急速に変異することがなく、緩やかな性質を持っています。

そのため、免疫をもっている人が多いのでA型ほどの流行にならない傾向があります。

また、動物への感染は今のところ確認されておらず、ヒトからヒトへの感染経路のみとなっていることも変異しにくい理由のひとつです。

B型は、これまで隔年で流行していたのですが、最近は毎年流行するようになってきています。

11月~1月にA型が流行することが多く、B型はその後の春前である2~3月に流行する場合が多いので、少し暖かくなったからと言っても、流行している場合にはマスクをするなど予防することが大切になります。

また、B型の特徴として二峰性発熱と呼ばれる熱のぶり返しが起きることがあります。一度熱が下がった後に、再度発熱する症状であり、特に幼児によく見受けられます。

またA型と比較すると熱が下がりにくい傾向があり、抗インフルエンザ薬を服用しても4~6日ほど38度前後の熱が続く場合もあります。

症状の特徴と傾向

B型の症状として37~38度ほどの熱が出ることが割合として多いです。ただし人によっては39度程度まで上がることもあります。

A型と同じく、全身倦怠感やふらつき、寒気、関節痛の症状も出ます。

B型に見られる特徴として、消化器系にその疾患があらわれることが多いです。主に腹痛や胃炎、下痢といった症状です。

微熱であったり風邪と似た症状であることから感染していることに気付かない方が多く、風邪が長引いていると勘違いすることで通学や通勤して、周りに感染させてしまって流行につながることが多いのです。

流行時期に発熱したり、急激な体調悪化を感じた場合には、インフルエンザを疑って病院で診察を受けるか、抗インフルエンザ薬を服用して予防と治療に努めるようにしましょう。

回復までの期間

通常は2~3日めにもっとも熱が高く症状が重くなりますが、そこから熱が下がりはじめて1週間前後で回復に向かいます。

熱が下がって動けるようになっても、周囲に感染させないよう1~2日は安静にして様子を見るようにしましょう。

症状について詳しく

熱のぶり返し ~二峰性発熱~

3~5日で熱が下がり始めるのが一般的なのですが、その後、半日~1日後に再び熱が上がる症状が見られることがあります。

この熱のぶり返しのことを「二峰性発熱」と呼び、免疫力の弱い幼児がB型に感染した際に見られることが多いです。

ぶり返すとどうしても治るまでに時間がかかってしまいますが、なるべくこまめに水分補給を繰り返し発汗作用を促して熱を下げ、無理をせず安静に休むようにしましょう

熱が下がらない場合の対処は

発熱は、体内でウイルスを退治しているサインですので悪いことではありません。逆に発熱を無理に抑えると症状が長引いてしまうことがあります。

そのため、通常は水分補給と栄養を摂りながら休むことが一番なのです。

しかし、39度ほどの高熱が出たり、熱が続く場合には、体力が落ちてツラくなり睡眠もとれなくなってしまいます。

そういった場合は、病院で処方された解熱剤を使用しましょう。

一般的に用いられているのがアセトアミノフェン系である「カロナール」という解熱鎮痛剤であり、安全の高いお薬です。他にイブプロフェンも使用できます(薬品名:イブ)。

市販の薬の中で「ロキソニン」や「アスピリン」「バファリン」は使用禁止です。特に子供には絶対に使用しないようにして下さい。これらは脳症を引き起こす可能性があるためです。

インフルエンザで使っても良い解熱剤

流行シーズンはA型と同じか、その後に

インフルエンザB型が流行するのは、11~3月にかけてであり、A型よりも幅広い期間と言えます。

A型と同時期(11~2月)に流行ることもあれば、A型がおさまってからの2~3月に急に大流行することもあります。

流行時期には必ずニュース等でA型やB型などの流行情報が報道されますので、特に冬場はインフルエンザ情報を気に留めるようすることが大切です。

最新の流行状況を詳しく

B型に感染しないための予防対策

B型でもA型でもインフルエンザは重い病気であり、症状が悪化すると脳症になったり死に至るケースもあります。

B型は熱の症状が軽めだからと甘く考えず、感染しないように必ず予防を心がけましょう。

主な予防方法

 
  • 接触感染を防ぐために、手洗い・うがいをする
  • 飛沫感染を防ぐために、マスクを着用する
  • 流行の兆しがあったら、予防接種を受ける
  • リレンザやタミフルなどの予防薬を服用しておく
  • 加湿器などを利用して湿度を保つ

特に予防薬である「リレンザ」や「タミフル」は、自宅にいながらにして予防ができるため、おすすめの方法です。

予防方法について詳しく

インフルエンザB型にかかったら

インフルエンザが流行している時期に「風邪かな?」と感じたら、すぐに病院に行くことが大事です。

 

診察を受けて「インフルエンザB型」と診断されると、抗インフルエンザ薬が処方されます。

その代表的な薬が「タミフル」「リレンザ」です。

インフルエンザにかかったら、薬を服用しつつ安静にして休むことが一番大事なことです。

 

早く治すための行動や注意点

 
  • 抗インフルエンザ薬を必ず服用する
  • 暖房で部屋を暖かくしたり、厚着をする
  • 入浴は禁止(暖かめの濡れタオルで体を拭いて付着したウイルスを排除するとともに清潔にする)
  • 脱水症状にならないように、こまめに水分補給をおこなう(枕元に常時置いておく)
  • 発汗したら、すぐに体を拭いて清潔にし、衣服を着替える
  • 湿度を50~60%に保つ(加湿器の利用や、濡れたタオルを部屋にかけておく)
  • 栄養を摂る(食欲がない場合には、野菜ジュースや果物などで代用する)
  • 周囲にうつさないようにマスクを着用する
  • ゆっくり安静にしておく

治し方を詳しく

B型に効く薬について

インフルエンザにかかり病院に行くと、抗インフルエンザ薬である「タミフル」や「リレンザ」を処方されますが、感染する前の予防薬としても効果があります

通販であらかじめ購入しておき、予防として服用しておくことが可能となっています。

 

予防薬としての効果

タミフルやリレンザは免疫力を高める効果があるため、感染を予防するためのお薬として、その効果が認められています。

 

治療薬としての効果

インフルエンザにかかると、体内でウイルスが一気に増殖して、症状が急激に悪化します。

タミフルやリレンザは、そのウイルスを攻撃して増殖を防ぎ、症状が悪化するのを抑える効果があります。

発症してから48時間以内に服用することで大きな効果を発揮するため、インフルエンザにかかったと思ったらすぐに服用するようにしましょう。

インフルエンザB型に効く薬を詳しく

B型の種類

インフルエンザB型は「ビクトリア系」と「山形系」の2種類のみが存在しています。

A型は144種類ものウイルスパターンが存在しているのと比較すると、その種類は少なく、また免疫を持っている方も多いため、B型は、A型ほどに大流行するすることは少ないです。

B型の流行による問題点と予防接種での対策

A型と同様に、B型も毎年ビクトリア系と山形系のどちらのタイプが流行するかを専門家が予測し、その予測タイプに応じた予防接種がおこなわれています。

ところが最近はビクトリア系と山形系が混合して流行することがあり、予防接種したワクチンと逆のタイプに感染した際に、症状の悪化を防げないという問題が発生していました。

そこで、どちらが流行したとしても両方に対処できるよう、予防接種が4価ワクチンに変更となりました。その結果、予防接種を受ければ、A型2種(A香港型とA-H1N1-2009型)とB型2種(ビクトリア系と山形系)の4種類のインフルエンザの感染を予防することができます。

インフルエンザB型にかかった方の体験談集

風邪かと思ったらインフルエンザでした

好恵 22歳 群馬県

治療方法:タミフル

治療期間:6日

学校で授業を受けている時に、寒気がしました。誰か悪い噂でもしてるのか?なんて軽く考えていたら、身体が少し火照った感じがしてきて頭痛がしてきました。くしゃみが出るようになったから風邪かなって思って、帰りに病院によってみたら「インフルエンザですね」って言われて驚きました。「B型が流行し始めていて、うつされたのでしょう」とのことでした。すぐに薬を服用してあったかくして寝ました。翌朝熱をはかったら38.2度だったのでもちろん学校を休んで安静にしていました。ただ一人暮らしで食べ物とかなかったのでマスクをしてフラフラしながら買い出しに行く必要がありました。保存食っていうか、ちゃんと食べ物とか飲み物を常備しておけば良かったなって反省です。薬が効いて熱は3日ほどで下がってきて、5日めには普通に動けるように回復しました。

1年に2回も感染してうんざり

宏明 31歳 山口県

治療方法:リレンザ

治療期間:8日

11月にA型に感染。子供の頃にかかったことはあったけど久しぶりにインフルエンザになった。39度の高熱が出て、リレンザという吸引するタイプの薬を使って治ったから良かったけど、かなりしんどかった。そして悪夢の2月に今度はB型に。会社で流行ってて休んでるヤツが多く、自分も餌食に。1年に2回かかるとは思ってなかった。仕事がハードで疲れがたまってたから体力・免疫が落ちてたからだと思う。ただ、B型の方はそんな熱も出なくて37.4度ぐらいだったかな。ただ体の節々が痛くなってお腹もくだしたりしてた。勘弁してほしいし、もうかかりたくないね。それ以来、必ずマスクするようになったよ。

子供の熱が下がらず、不安でしょうがなかったです

ミサキ 36歳 鹿児島県

治療方法:タミフル

治療期間:12日

子供が暑いと言いだして、気温は7度だし、そんなはずはないといぶかしく思っていました。数時間後には頭が痛いと言いだしたので熱を計ったところ37.8度。インフルエンザが流行していたので、まさかと思って急いで病院に行ったところ、B型という種類に感染しているとお医者様に診断されました。次の日には熱が39度近くまで上がってきました。処方された薬を飲ませていたところ、4日後には37.6まで下がったのですが、翌日にはまた38.8度にあがってしまい凄く不安でした。さすがに心配でしたので寝ずに看病して7日後にはまた37度台まで落ちましたのでホッとしました。その頃には子供も徐々に元気を取り戻してきていて、10日めには平熱になりご飯もいっぱい食べれるようになってきました。正直こんなに長引くとは思っていなかったので本当に心配で不安でしたが、完治して良かったと思っています。

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